このページは「平均年収」の統計ではなく、いま実際に掲載されている求人の提示額を実査した定点観測データです。今この職種に応募したら、求人票にどんな数字が並んでいるかが分かります。
月給下限の中央値21万円95%信頼区間 21万円〜21.1万円(n=11646)
求人の中央50%が収まる帯19.5万円〜23.3万円上下25%ずつを除いた「よくある帯」
現実的な期待値の目安23.2万円各求人のレンジ中央の中央値
この数字が指しているもの
上の数字は求人票に出ている月給の提示額(処遇改善手当などの定額手当を含む)の求人だけを集計した値です(求人票の「賃金 a+b(+c)」欄の下限。求職者が最初に目にする額です。11,646件中10,639件(91%)に定額手当か固定残業代が積まれています)。 同じ職種でもその求人票の内訳に書かれている基本給で出している求人は水準が異なり、月給下限の中央値は17万円(n=11646・主系列と同じ求人の「基本給(a)」欄(11,646件すべてで取得)。独立した別の求人群ではありません)。 表記の違う求人どうしを同じ土俵で比べないでください。
提示額と基本給の対応比較(11,646件・同じ求人どうし)※差額の中央値は4.0万円| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 求人票に出ている提示額 | 11646件 | 21万円 |
| その内訳にある基本給 | 11646件 | 17万円 |
月給欄の作り別(提示額)※手当がある求人とない求人で提示額はほとんど変わりません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 固定残業代あり | 1027件 | 25万円 |
| 定額手当あり(固定残業代なし) | 9612件 | 20.9万円 |
| 定額手当も固定残業代もなし | 1007件 | 20.5万円 |
同じ区分を基本給で引き直すと ※手当のない求人だけが3.9万円高くなります| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 定額手当も固定残業代もなし | 1007件 | 20.5万円 |
| 固定残業代あり | 1027件 | 17.2万円 |
| 定額手当あり(固定残業代なし) | 9612件 | 16.6万円 |
地域ブロック別(提示額の月給下限)| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 2263件 | 24万円 |
| 関西・東海 | 3091件 | 21.9万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 1426件 | 20.4万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 3300件 | 19.8万円 |
| 北海道・東北 | 1566件 | 19.7万円 |
同じ地域ブロックを基本給で引き直すと ※首都圏と関西・東海はほぼ並びます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 首都圏 | 2263件 | 17.6万円 |
| 関西・東海 | 3091件 | 17.5万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 1426件 | 17万円 |
| 北海道・東北 | 1566件 | 16.5万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 3300件 | 16.2万円 |
地域ブロック別の「提示額と基本給の差額」※首都圏だけ手当が厚い形です| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 首都圏 | 2263件 | 6万円 |
| 関西・東海 | 3091件 | 4.5万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 1426件 | 3.5万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 3300件 | 3.5万円 |
| 北海道・東北 | 1566件 | 3.4万円 |
施設区分別(提示額の月給下限)※訪問介護が最も高く出ます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 訪問介護(利用者宅) | 1983件 | 22.8万円 |
| 有料老人ホーム・サ高住 | 2899件 | 21.4万円 |
| 特別養護老人ホーム | 459件 | 20.9万円 |
| 障害福祉サービス | 421件 | 20.8万円 |
| ショートステイ | 198件 | 20.8万円 |
| 通所介護(デイサービス) | 1803件 | 20.8万円 |
| 介護老人保健施設 | 683件 | 20.7万円 |
| 小規模多機能 | 175件 | 20.3万円 |
| グループホーム | 1072件 | 20.2万円 |
| 病院・医療機関 | 447件 | 20万円 |
同じ施設区分を基本給で引き直すと ※有料老人ホームと特養は順位が下がります| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 訪問介護(利用者宅) | 1983件 | 18万円 |
| 障害福祉サービス | 421件 | 17.3万円 |
| 小規模多機能 | 175件 | 17.1万円 |
| 有料老人ホーム・サ高住 | 2899件 | 17万円 |
| 通所介護(デイサービス) | 1803件 | 17万円 |
| 特別養護老人ホーム | 459件 | 16.7万円 |
| ショートステイ | 198件 | 16.5万円 |
| グループホーム | 1072件 | 16.3万円 |
| 病院・医療機関 | 447件 | 16.3万円 |
| 介護老人保健施設 | 683件 | 16万円 |
訪問介護だけに絞って、普通自動車免許の要否別(提示額)※免許が要る求人のほうが低く出ます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 普通自動車免許の必須指定なし | 948件 | 24万円 |
| 普通自動車免許が必須 | 1035件 | 21.9万円 |
運営法人の種類別(提示額の月給下限)| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 株式会社など営利法人 | 5415件 | 22万円 |
| 事業所名非公開 | 658件 | 21.1万円 |
| 社会福祉法人 | 3010件 | 20.6万円 |
| NPO法人 | 129件 | 20.5万円 |
| 医療法人 | 2060件 | 20.2万円 |
| 社団・財団・協同組合 | 175件 | 20.2万円 |
| その他の法人・判別できず | 199件 | 20.1万円 |
同じ法人の種類を上限額で引き直すと ※株式会社と社会福祉法人はほぼ同じ25.1万円です| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 事業所名非公開 | 658件 | 25.3万円 |
| 株式会社など営利法人 | 5415件 | 25.1万円 |
| 社会福祉法人 | 3010件 | 25.1万円 |
| NPO法人 | 129件 | 24.9万円 |
| その他の法人・判別できず | 199件 | 24.5万円 |
| 社団・財団・協同組合 | 175件 | 24.4万円 |
| 医療法人 | 2060件 | 24.2万円 |
株式会社と社会福祉法人を条件を揃えて比べると(提示額)※固定残業代と施設の構成を揃えると差は1.4万円から0.3万円に縮みます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 株式会社など・全体 | 5415件 | 22万円 |
| 社会福祉法人・全体 | 3010件 | 20.6万円 |
| 株式会社など・固定残業代なし/訪問介護・有料老人ホーム以外 | 2183件 | 20.8万円 |
| 社会福祉法人・固定残業代なし/訪問介護・有料老人ホーム以外 | 1714件 | 20.5万円 |
資格要件別(提示額の月給下限)| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 初任者研修・実務者研修が必須 | 2500件 | 21.7万円 |
| 介護福祉士が必須 | 4148件 | 21.6万円 |
| 介護資格の必須指定なし | 2435件 | 20.5万円 |
| 介護資格は「あれば尚可」 | 2563件 | 20.2万円 |
同じ資格要件を基本給で引き直すと ※4区分ともほぼ同じ水準に並びます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 初任者研修・実務者研修が必須 | 2500件 | 17.1万円 |
| 介護資格は「あれば尚可」 | 2563件 | 17万円 |
| 介護資格の必須指定なし | 2435件 | 17万円 |
| 介護福祉士が必須 | 4148件 | 16.9万円 |
同じ資格要件を上限額で引き直すと ※こちらは差がつきます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 介護福祉士が必須 | 4148件 | 25.6万円 |
| 初任者研修・実務者研修が必須 | 2500件 | 25万円 |
| 介護資格は「あれば尚可」 | 2563件 | 24.7万円 |
| 介護資格の必須指定なし | 2435件 | 24.2万円 |
夜勤の有無別(提示額の月給下限)※入居系に絞ると差は確認できません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 夜勤なし | 4326件 | 21.5万円 |
| 夜勤あり | 7320件 | 20.8万円 |
| 入居系だけに絞って・夜勤なし | 684件 | 21万円 |
| 入居系だけに絞って・夜勤あり | 4627件 | 21万円 |
必要な経験別(提示額の月給下限)| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 経験が必須 | 1306件 | 22.5万円 |
| 経験不問 | 7393件 | 21万円 |
| 経験は「あれば尚可」 | 2947件 | 20.8万円 |
年間休日別(提示額の月給下限)※休みが少ない求人が高いわけではありません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 年間休日105〜119日 | 9246件 | 21.1万円 |
| 年間休日120日以上 | 1821件 | 20.8万円 |
| 年間休日105日未満 | 579件 | 20万円 |
求人の受付日別(提示額)※前版の調査日より前に受け付けられた求人も21.0万円です| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 2026-09-16までに受け付けられた求人 | 7043件 | 21万円 |
| 2026-09-17以降に受け付けられた求人 | 4603件 | 21万円 |
実査で見えたこと
- 介護職の求人票に出ている月給は、そのほとんどが基本給ではありません。11,646件すべてで基本給(a)欄を取得したところ、提示額の中央値21.0万円(信頼区間21.0〜21.1万円)に対し基本給の中央値は17.0万円(17.0〜17.0万円)。差額の中央値は4.0万円で、基本給は提示額の中央値80.6%にとどまります。9割を切る求人が8,951件(77%)、7割を切る求人も2,325件(20%)ありました。上乗せの正体は固定残業代ではなく、処遇改善手当・資格手当などの定額手当です。固定残業代の記載があるのは1,027件(8.8%)だけで、定額手当欄に「処遇改善」などの語が入っている求人は7,532件ありました。
- 「定額手当は月給を押し上げるのではなく、基本給を削る形で入っている」は、3回続けて再現しました。定額手当も固定残業代もない1,007件は提示額・基本給とも中央値20.5万円(1,007件中1,004件で両者が完全に同額)。一方、定額手当だけがある9,612件は提示額20.9万円と0.4万円しか高くないのに、基本給は16.6万円で、手当なしの求人より3.9万円(信頼区間3.5〜4.1万円)低くなります。定額手当額の中央値は4.2万円で、9,612件中9,499件で「提示額=基本給+定額手当」がぴったり成り立っていました。この基本給の差は5つの地域ブロックすべて(3.2〜5.6万円)、10の施設区分すべてで同じ向きに出ています。
- 株式会社など営利法人5,415件の提示額は22.0万円で、社会福祉法人3,010件の20.6万円より1.4万円(信頼区間1.3〜1.5万円)高く、5つの地域ブロックすべてで同じ向きです。ただし上限額は25.1万円対25.1万円で差は確認できません(差の信頼区間−0.15〜+0.25万円)。差の出どころの大半は前版と同じ2つでした。1つは固定残業代で、株式会社側は15.7%に固定残業代が積まれている(社会福祉法人は1.4%)。もう1つは施設の構成で、提示額の高い訪問介護と有料老人ホームの求人が株式会社側に集中しています。固定残業代のない求人に絞り、訪問介護と有料老人ホームを除くと、株式会社20.8万円・社会福祉法人20.5万円で差は0.3万円(信頼区間0.1〜0.5万円)まで縮みます。前版はここで差が消えていましたが、今回は小さな差が残りました。医療法人は提示額20.2万円・基本給16.0万円で、法人の種類の中で最も低く出ています。
- 施設区分で最も高いのは、3回続けて訪問介護でした(1,983件・提示額22.8万円、信頼区間22.6〜23.0万円)。次点の有料老人ホーム・サ高住21.4万円より1.4万円(1.1〜1.7万円)高く、5つの地域ブロックすべてで最上位、サービス提供責任者を除いても22.4万円で順位は変わりません。基本給で引き直しても訪問介護は18.0万円で最上位です。「普通自動車免許が要る=移動の対価が乗っている」も、前版に続き支持されませんでした。訪問介護のうち普通自動車免許が必須の1,035件は21.9万円で、必須指定のない948件の24.0万円より2.1万円(1.7〜2.6万円)低い。地域ブロックを揃えると、首都圏(1.6万円)と関西・東海(0.7万円)で免許必須のほうが低く、他の3ブロックは差が確定しません。免許が要らない訪問介護は都市部の求人に多く、その地域の中でもなお高いという形です。
- 地域・資格・夜勤の指摘はすべて再現しました。提示額では首都圏24.0万円・関西東海21.9万円と2.1万円(信頼区間1.9〜2.2万円)開くのに、基本給では首都圏17.6万円・関西東海17.5万円で、差の信頼区間は0〜0.5万円です。首都圏の高さは基本給ではなく手当によるもので、差額の中央値は首都圏6.0万円、他は3.4〜4.5万円でした。資格では、介護福祉士必須4,148件と資格の必須指定なし2,435件は提示額で21.6万円対20.5万円と1.1万円離れるのに、基本給は16.9万円対17.0万円(差の信頼区間−0.2〜+0.25万円)。上限額は25.6万円対24.2万円で1.4万円(1.1〜1.7万円)の差がつきます。夜勤も月給下限を押し上げていません。全体では夜勤あり20.8万円が夜勤なし21.5万円より低く出ますが、入居系の施設に絞ると21.0万円対21.0万円で差は確認できません(信頼区間−0.5〜+0.15万円)。1回あたりの夜勤手当が明示された4,735件の中央値は6,000円(中央の半数は5,000〜7,500円)でした。
この職種の求人票の読み方
介護職の求人票は、月給欄の額をそのまま比べても意味がありません。11,646件の実査から見えた、確認すべき順番は次の通りです。
- まず「その月給に何が乗っているか」を内訳で確認する。これが最重要です。求人票の賃金欄は「a+b(+c)」の形で、aが基本給、bが処遇改善手当・資格手当などの定額手当、cが固定残業代です。実査した11,646件で基本給は提示額の中央値80.6%、9割を切る求人が77%ありました。求人票に内訳が出ていなければ、面接で「基本給はいくらか」を聞くのが確実です。
- 手当が乗っていない求人のほうが、基本給は高いことが多い。定額手当も固定残業代もない1,007件の基本給の中央値は20.5万円で、定額手当がある9,612件の16.6万円を3.9万円上回りました。提示額は0.4万円しか変わりません。月給欄の数字が同じなら、内訳の少ない求人のほうが基本給が厚い可能性があります。
- 賞与欄が「基本給の◯か月分」なら、必ず基本給の額まで確認する。介護職の求人ではこの書き方が主流です。月給欄が同額の2社でも、基本給が20.5万円と16.6万円なら、同じ「2か月分」で受け取る額は約8万円変わります。
- 夜勤の価値は月給欄ではなく「1回あたりの夜勤手当」で見る。入居系の施設では、夜勤ありの求人と夜勤なしの求人で月給下限が変わりませんでした。夜勤手当は月給のレンジの外で1回ごとに加算される書き方が主流で、額が明示された4,735件の中央値は6,000円、中央の半数は5,000〜7,500円です。「1回◯円・月◯回程度」を確認し、自分が入れる回数で掛け算してください。
- 資格の価値は月給下限ではなく、上限額と資格手当欄で見る。介護福祉士が必須の求人と資格の指定がない求人で、基本給の中央値は16.9万円と17.0万円でほぼ同じでした。差がつくのは上限額(25.6万円と24.2万円)と手当の側です。今の資格でいくら増えるのかは、資格手当の欄に書かれた金額とレンジの上限側で確認するのが確実です。
- 「株式会社だから高い」「社会福祉法人だから安い」で選ばない。提示額は株式会社のほうが1.4万円高く出ますが、上限額はどちらも25.1万円で、固定残業代のない求人・訪問介護と有料老人ホーム以外に揃えると差は0.3万円まで縮みました。株式会社の求人で月給が高く見えたら、固定残業代(c)が入っていないかを先に見てください。
- 訪問介護の高さは、働き方の条件とセットで読む。訪問介護は提示額22.8万円と施設区分で最も高く出ます。ただし普通自動車免許が必須の求人のほうが2.1万円低く、「車で回るから高い」わけではありませんでした。移動時間の扱い・直行直帰の可否・1日あたりの訪問件数を月給とあわせて確認してください。
- 比べるのは同じ地域の求人だけにする。提示額の中央値は首都圏24.0万円・北海道東北19.7万円と、地域だけで4万円以上動きます。首都圏の高さは手当が厚いぶんが大きく(差額6.0万円)、基本給で見ると関西・東海とほぼ並びました。他地域の数字を自分の基準にすると判断を誤ります。
あわせて、年間休日数(実査では中央値110日)と、同じ法人が同じ給与条件で事業所別に何件も求人を出していないか(今回の実査でも名寄せで3,434件が落ちました)を見ておくと、同じ月給でも実際の条件差が判断できます。
この調査の限界(お読みください)
- 前版(2026-09-17・N=12,106)から提示額の中央値が20.8万円→21.0万円に動き、信頼区間(前版20.7〜20.8万円、今回21.0〜21.1万円)も重なっていませんが、これを相場の上昇と読むことはできません。媒体・検索語・抽出の設計は前版と同じですが、前版の集計スクリプトが残っておらず、職種の除外・名寄せ・施設区分の判定規則を前版の注記から再実装したためです(たとえば管理職として除いた件数は前版606件・今回233件で、判定の境界が一致していません)。前版の調査日(9月17日)より前に受け付けられた求人7,043件に絞っても今回は21.0万円で、新しく出た求人が中央値を押し上げた形ではありませんでした。基本給の中央値(16.9万円→17.0万円)と上限額の中央値(25.0万円→25.0万円)はほぼ動いていません。
- 媒体は公的職業紹介ひとつに固定しました(規約R9)。全ブロックを同じ媒体・同じ検索条件・同じパーサで採取しているため、地域や施設区分の比較に媒体の違いが混ざりません。その代わり、民間の介護系求人サイトや大手総合転職サイトにしか出ていない求人は反映されていません。
- 全数調査ではありません。検索語「介護」「ヘルパー」で47都道府県の検索結果を最後のページまでたどり、一覧58,696件(両方の検索語に出る求人を除いて56,654件)のフレームを作ったうえで、県内の並び(新着順)から3件に1件を等間隔で抜いた18,902件の求人票を取得しています(取得失敗・掲載終了とも0件)。掲載順による偏り(規約R6)は有料掲載のない媒体なので受けませんが、無作為抽出ではありません。一覧の件数は前版の62,662件から減っています。
- 正社員・賃金形態が「月給」の求人だけを集計しました。年俸制・時給制・日給制など374件は求人票の欄を確認したうえで除外しています。規約の除外条件である夜勤専従(「夜勤専門」「夜間専門」「夜勤のみ」などを含む)198件、派遣・請負49件も除いています。
- ケアマネジャー・生活相談員など2,347件、看護・リハビリ職426件、施設長・管理者・マネージャーなどの管理職233件、介護事務・介護タクシー・福祉用具・本部職など介護周辺の別職種195件は、職種名に「介護」を含んでいても別職種として除外しました。「育児介護休業」のような福利厚生の語だけで一致した求人、「看護小規模多機能」「機能訓練特化型デイ」のように施設名に他職種の語が含まれるだけの求人は、語を取り除いてから判定しています。病院の看護補助者・看護助手、通所リハビリの介護職は介護の現場職として残しました。主任・リーダー候補・管理者候補は職種内のキャリア段階なので残し、サービス提供責任者348件も現場職として残しています(この層は提示額の中央値25.1万円と高いため、除いた場合も確認しています。訪問介護22.8万円→22.4万円で順位は変わりません)。
- 同一法人が同じ給与で多数の事業所求人を出す職種です。同一事業所×同一給与(事業所名・提示額・上限額・基本給・手当・産業分類)、および(提示額・上限額・基本給・都道府県・産業分類・職種名)の署名で名寄せし、3,434件を落としました。事業所名が非公開の求人(658件が採用)は全件が同じ表記になり別法人どうしが誤って潰れるため、所在地・従業員数・事業内容を組み合わせて代わりの名寄せキーにしています。名寄せを都道府県の中だけで行った版(12,133件)でも地域ブロックの中央値の差は0.1万円以内で、順位は変わりませんでした。
- 施設区分は職種名と仕事内容欄の冒頭からの機械判定です。1,506件(12.9%)はどの区分とも判定できず、施設区分の集計には入っていません。仕事内容に「訪問介護」とあっても、住宅型有料老人ホーム・サ高住の入居者へ併設の訪問介護でサービスする求人は、有料老人ホーム・サ高住に数えています。「有料老人ホーム・サ高住」にはケアハウス・軽費老人ホーム・養護老人ホームも含みます。「入居系」は特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・有料老人ホーム・サ高住・グループホーム・ショートステイです。
- 運営法人の種類は事業所名に含まれる法人格(社会福祉法人・医療法人・株式会社など)から判定し、判定後に事業所名は破棄しています。事業所名が非公開の658件は法人格が分からないため別の区分にしています。
- 夜勤の有無は、就業時間欄の時刻(日をまたぐ、または16時以降に始まる勤務帯)に加えて、「就業時間に関する特記事項」欄に書かれた夜勤帯(「16:30〜翌9:30」など)も見て判定しています(夜勤あり7,320件のうち4,752件は特記事項側だけに夜勤帯がありました)。夜勤手当の1回あたりの額は、手当欄・付記事項に「1回あたり」と明示された4,735件だけから集計しています。
- 月給の下限のみを集計しています。賞与・退職金・昇給幅・夜勤手当の実支給額・訪問介護の移動時間や直行直帰の扱いは含んでいないため、年収の比較にはそのまま使えません。
実査方法: 公的職業紹介で公開されている介護職・ヘルパーの正社員求人11,646件(全国47都道府県・重複排除後)の月給表記を、地域5ブロックに分けて実査(2026-10-15時点)。47都道府県の検索結果を最後のページまでたどって一覧56,654件のフレームを作り、3件に1件を系統抽出した求人票18,902件を全件同一のパーサで処理したうえで、正社員・賃金形態が月給・介護の現場職に絞り込み。給与表記を「求人票に出ている提示額」と「同じ求人の内訳にある基本給」に分けて集計し、中央値の95%信頼区間はブートストラップ法(20,000回)で算出/数値は実査時点の集計であり、個別の求人・企業を示すものではありません。/公表値は中央値の信頼区間が支持する精度に合わせ、1,000円単位に丸めています。
給与の数字だけでなく「職場のリアル」も確かめてから応募したい方へ。リクプルは働く人のインタビューと募集要項をセットで掲載しています。
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