このページは「平均年収」の統計ではなく、いま実際に掲載されている求人の提示額を実査した定点観測データです。今この職種に応募したら、求人票にどんな数字が並んでいるかが分かります。
月給下限の中央値21万円95%信頼区間 20.5万円〜22万円(n=132)
求人の中央50%が収まる帯19.5万円〜23万円上下25%ずつを除いた「よくある帯」
現実的な期待値の目安26万円各求人のレンジ中央の中央値
この数字が指しているもの
上の数字は手当を含んだ総額提示(基本給+毎月定額で支払われる手当)の求人だけを集計した値です(溶接工の求人票では、月給欄の半数以上が手当を含まず基本給と同額でした)。 同じ職種でもその求人票の内訳に書かれている基本給で出している求人は水準が異なり、月給下限の中央値は20万円(n=132・主系列と同じ132件すべての内訳。独立した別の求人群ではなく、同じ求人の内訳です)。 表記の違う求人どうしを同じ土俵で比べないでください。
提示額と基本給の対応比較(132件・同じ求人どうし)※実査職種で最も近い| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 求人票に出ている提示額(定額手当・固定残業代込み) | 132件 | 21万円 |
| その内訳にある基本給 | 132件 | 20万円 |
同じ対応比較を月給欄の作りで分けると ※半数以上は提示額がそのまま基本給です| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 定額手当なし・提示額(132件中74件) | 74件 | 21万円 |
| 定額手当なし・その内訳の基本給 | 74件 | 21万円 |
| 定額手当あり・提示額(132件中54件) | 54件 | 21万円 |
| 定額手当あり・その内訳の基本給 | 54件 | 19.5万円 |
| 固定残業代あり・提示額(132件中4件) | 4件 | 25万円 |
| 固定残業代あり・その内訳の基本給 | 4件 | 20万円 |
地域ブロック別(総額提示の月給下限)| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 26件 | 24.5万円 |
| 関西・東海 | 26件 | 22万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 26件 | 21万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 26件 | 20.5万円 |
| 北海道・東北 | 28件 | 19万円 |
同じ地域ブロックを「内訳にある基本給」で見ると(132件)※順位も上下関係も変わりません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 26件 | 22万円 |
| 関西・東海 | 26件 | 22万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 26件 | 20万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 26件 | 20万円 |
| 北海道・東北 | 28件 | 19万円 |
最も件数の多い「産業機械・金属製品製造」だけに絞って地域を比べ直すと(65件)※順位は同じままです| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 首都圏 | 14件 | 25万円 |
| 関西・東海 | 20件 | 22万円 |
| 甲信越・北陸・北関東 | 11件 | 21.5万円 |
| 中国・四国・九州・沖縄 | 11件 | 20.5万円 |
| 北海道・東北 | 9件 | 20万円 |
経験要件別(総額提示の月給下限)※信頼区間は重なります| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 実務経験が必須 | 33件 | 22万円 |
| 経験は「あれば尚可」 | 44件 | 21万円 |
| 求人票に経験の要件なし | 55件 | 21万円 |
同じ経験要件を「月給レンジの上限額」で見ると ※下限より差がはっきり出ます| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 実務経験が必須の求人の上限額 | 33件 | 33万円 |
| 経験は「あれば尚可」の求人の上限額 | 44件 | 30万円 |
| 求人票に経験の要件なしの求人の上限額 | 55件 | 28.5万円 |
資格要件別(総額提示の月給下限)※必須はわずか12件で信頼区間も重なります| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 溶接資格(アーク特別教育・ガス溶接・JIS溶接技能者など)が必須 | 12件 | 22万円 |
| 溶接資格は必須でない(入社後取得・あれば尚可を含む) | 120件 | 21万円 |
固定残業代の有無別(総額提示の月給下限)※記載は132件中4件だけです| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
|---|
| 固定残業代の記載あり | 4件 | 25万円 |
| 固定残業代なし/記載なし | 128件 | 21万円 |
業種区分別(総額提示の月給下限)※地域構成の差を含んだ数字です| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 産業機械・金属製品製造 | 65件 | 22万円 |
| 造船・プラント・配管 | 24件 | 21.5万円 |
| 複数分野の兼務ほか(単一区分に分けられないもの) | 4件 | 21.5万円 |
| 建築鉄骨・橋梁・建設金物 | 25件 | 20.5万円 |
| 自動車・輸送機器 | 14件 | 20.5万円 |
同じ業種区分を首都圏を除いて比べ直すと ※差はほとんど残りません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 産業機械・金属製品製造(首都圏を除く) | 51件 | 21万円 |
| 複数分野の兼務ほか(首都圏を除く) | 2件 | 21万円 |
| 建築鉄骨・橋梁・建設金物(首都圏を除く) | 21件 | 20万円 |
| 自動車・輸送機器(首都圏を除く) | 12件 | 20万円 |
| 造船・プラント・配管(首都圏を除く) | 20件 | 20万円 |
年間休日数別(総額提示の月給下限)※休日の少なさが月給に反映される形にはなっていません| 区分 | 実査件数 | 月給下限の中央値 |
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| 年間休日105日未満 | 16件 | 23万円 |
| 年間休日105〜119日 | 68件 | 21万円 |
| 年間休日120日以上 | 48件 | 21万円 |
実査で見えたこと
- 溶接工の月給欄は、実査した職種の中でいちばん「額面がそのまま基本給」でした。132件すべてで内訳が読めたため同じ求人どうしの対応比較ができ、提示額の中央値21.0万円に対し基本給20.0万円、基本給は提示額の中央値100%。132件のうち74件(56%)は提示額と基本給が1円単位で完全に同額で、差額の中央値は0円(95%信頼区間0〜0.2万円)でした。電気工事士の98%・整備士の97%を上回り、看護師の86%・保育士の87%とは構造が別物です。乖離するのは月給欄に定額手当を積んでいる54件(差額の中央値0.95万円・95%信頼区間0.55〜1.4万円)と、固定残業代のある4件(3.8万円・3.3〜9.5万円)だけでした。
- 固定残業代の記載は132件中4件(3.0%)しかなく、実査した職種の中で最も少数でした。想定時間数は20・24・26・30時間です。整備士では固定残業代の有無で月給下限が25.0万円対21.0万円に分かれ「高い月給の正体は残業代」と言えましたが、溶接工では該当が4件しかなく、そもそもその説明が当てはまる求人がほとんど存在しません。月給欄に手当を積む慣行も薄いため、求人票に出ている額を額面通り基本給と読める職種だと言えます。
- 地域差については、実査した職種の中で最もはっきり確認できました。首都圏24.5万円と北海道・東北19.0万円は信頼区間が重なりません(22.5〜25.0万円と18.5〜20.5万円)。しかもこの差は測り方を変えても消えません。同じ求人の内訳にある基本給で並べ直しても首都圏22.0万円・北海道東北19.0万円で信頼区間が重ならず、5ブロックの順位も入れ替わりません。さらに件数の最も多い産業機械・金属製品製造の65件だけに絞って業種構成を揃えても、首都圏25.0万円・関西東海22.0万円・甲信越21.5万円・中国四国九州20.5万円・北海道東北20.0万円と順位が完全に一致し、首都圏と関西・東海の間ですら信頼区間が重なりませんでした。保育士では提示額と基本給で首都圏の順位が入れ替わり、電気工事士では基本給にすると信頼区間が重なり、施工管理では媒体を変えると順位が反転しましたが、溶接工の地域差はそのいずれにも当てはまりません。ただし中間3ブロックどうしの順位は確定していません。
- 資格より経験のほうが月給欄に現れており、しかも下限ではなく上限に出ます。実務経験を必須とする33件は月給レンジの上限が33.0万円、経験が「あれば尚可」の44件は30.0万円、求人票に経験の要件がない55件は28.5万円で、この向きは5つの地域ブロックすべてで一致しました(差の中央値3.3万円)。一方で月給下限は経験必須22.0万円に対し経験不問21.0万円と、向きは同じく5ブロックすべてで揃うものの差は1.8万円と小さく、信頼区間も重なります。溶接資格(アーク溶接特別教育・ガス溶接技能講習・JIS溶接技能者など)を必須にしている求人は132件中12件(9%)しかなく、中央値は22.0万円対21.0万円で信頼区間が重なり、関西・東海では逆に資格必須のほうが低いなど向きも揃いませんでした。入り口の月給ではなく、上限に伸びしろとして経験が置かれている職種です。
- この職種を求人検索で見るとき最大の落とし穴は、正社員なのに日給制・時給制という求人の多さです。走査した正社員求人1,249件のうち日給が197件・時給が68件で、合わせて21.6%。しかもこの媒体は日給・時給の求人も月額に換算して一覧に表示するため、画面上は月給求人と区別がつきません。地域差も大きく、中国・四国・九州では正社員447件中151件(34%)がこれに該当した一方、甲信越・北陸・北関東では9%でした。今回はこの265件を集計から除いています。除かずに拾うと、月給ではなく「出勤した日数ぶんの想定額」を月給相場として平均することになります。
この職種の求人票の読み方
溶接工の求人票は、実査した職種の中では比較的そのまま読める部類です。ただし「正社員なのに日給制」という他職種には少ない落とし穴があります。確認すべき順番は次の通りです。
- いちばん先に、月給なのか日給なのかを確かめる。これが溶接工では最重要です。走査した正社員求人1,249件のうち21.6%(265件)が日給制・時給制でした。求人検索の一覧はこれらも月額に換算して表示するため、画面上は「月給22万円」の求人と見分けがつきません。日給制は出勤日数と天候・工期に月収が直結し、年末年始やお盆、現場が止まった月にそのまま収入が減ります。地域差も大きく、中国・四国・九州では正社員の3分の1がこれに該当しました。求人票の「賃金形態等」の欄が「月給」になっているかを、金額を見るより先に確認してください。
- 月給欄はほぼそのまま基本給と読んでよい。これは求職者にとって有利な特徴です。今回は132件すべてで内訳が読め、基本給は提示額の中央値100%、74件(56%)は完全に同額でした。看護師(86%)や保育士(87%)では「月給25万円」の実態が基本給21万円ということが普通に起きますが、溶接工ではその心配は最も小さい職種です。賞与や退職金、残業単価が基本給を基準に計算される会社では、この違いは年間の受取額に効いてきます。ただし例外はあり、132件のうち17件は基本給が提示額の9割を切りました。最も差が大きい求人では提示26.7万円に対し基本給13.0万円(49%)で、固定残業代すらない純粋な手当構成です。内訳が書かれていない求人では、面接で「この月給のうち基本給はいくらですか」と確認する価値があります。
- 「高い月給は残業代込みだろう」という警戒は、この職種ではあまり当たらない。固定残業代の記載は132件中4件(3.0%)で、実査した職種の中で最少でした。整備士では固定残業代のある求人が月給下限25.0万円・ない求人が21.0万円と信頼区間が分離し、「上乗せ分はまるごと残業代」と言えましたが、溶接工にはその構図がほぼ存在しません。逆に言えば、月給が高い求人を見つけたときにその理由を残業代で説明できないということでもあります。地域・経験・会社の受注構造のどれなのかは、求人票の月給欄だけからは読み取れません。
- 資格の有無を月給の交渉材料と考えない。効くのは経験のほう。溶接資格を必須にしている求人は132件中12件(9%)しかありません。中央値は資格必須22.0万円・不問21.0万円ですが信頼区間は重なり、関西・東海では逆に資格必須のほうが低いなど地域ごとの向きも揃いませんでした。一方、実務経験は5つの地域ブロックすべてで同じ向きに効いています。ただし現れるのは下限(22.0万円対21.0万円・信頼区間は重なる)ではなく上限で、経験必須33.0万円に対し要件なし28.5万円と差が開きます。資格は応募できる求人の幅を広げますが、入社時の月給を押し上げる材料としては求人票の段階では効いていません。未経験から入る場合、出発点の月給はほぼ変わらないと考えて、何を溶接する現場かで選ぶほうが合理的です。
- 地域をまたぐ転職では、首都圏との差は実額として信用してよい。これも他職種と違う点です。首都圏24.5万円と北海道・東北19.0万円の差は、基本給で引き直しても、業種構成を産業機械・金属製品製造に揃えても、順位も信頼区間の分離も維持されました。保育士では「首都圏の高さは基本給ではなく手当の厚さ」でしたが、溶接工の首都圏の高さは基本給そのものです。ただし関西・東海(22.0万円)、甲信越・北陸・北関東(21.0万円)、中国・四国・九州(20.5万円)の3ブロックどうしの順位は確定していません。この3つの間の数万円を根拠に引っ越し先を決めるのは、統計的には支持されません。
- 年間休日は月給と切り離して見る。実査した求人の年間休日は64日から129日まで開いており(中央値115.5日)、同じ県内でも大きな差がありました。年間休日105日未満の求人(23.0万円)、105〜119日(21.0万円)、120日以上(21.0万円)で月給下限に差はあるように見えますが信頼区間はすべて重なり、105日未満の層は16件と薄い数字です。少なくとも「休みが少ないぶん月給で取り返せている」と読める根拠はありません。年間休日64日は120日の求人に比べて年間56日、およそ2か月ぶん多く働く計算になります。月給と並ぶ独立した条件として必ず数字で確認してください。
- 上限額は下限ほど当てにならない。月給レンジの幅は上限が下限の中央値1.43倍・幅9.0万円で、上下限が同額の求人は132件中1件だけでした。上限額が何年目・どの資格・どの溶接法を想定した数字なのか、そこに到達した人が実際にいるかは求人票からは読み取れません。ただし経験要件で上限が動く(経験必須33.0万円・要件なし28.5万円)ことは5ブロックすべてで確認できたので、上限の高さは「経験を積んだ人を受け入れる余地がある会社か」の目安としては読めます。面接で到達者の有無と年数を聞いておくと入社後のずれを防げます。
あわせて、扱う溶接法(被覆アーク、CO2半自動、TIG、スポット)と対象物(建築鉄骨か、造船・プラント配管か、産業機械か、自動車部品か)、資格取得の費用負担と受験機会、溶接面・防具・工具の貸与か自己購入か、屋内工場か現場出張か、宿泊を伴う出張の頻度と手当を見ると、同じ月給でも条件の差が判断できます。とくに今回の実査では「溶接工」という職種名で募集していながら、実態が目視検査専任・溶接機の整備・溶接材料の営業・切削加工という求人が80件以上ありました。応募前に仕事内容欄を最後まで読むことをおすすめします。
この調査の限界(お読みください)
- 今回は媒体が1つだけです。実査前に候補媒体を検証したところ、溶接工の求人で「全5ブロックから同じ件数を採れる」媒体は公的職業紹介しかありませんでした。ある大手転職サイトは溶接工の掲載が全国74件しかなく、工場・製造業の専門サイトは痩せた県で工場求人全体でも15件、県によっては一覧ページ自体が存在しませんでした。求人検索の集約サイトは公的職業紹介の求人を再掲しているため独立した第2の媒体になりません。ブロックごとに媒体を差し替えると地域差ではなく媒体差を測ってしまうため、媒体を減らして構成を揃えるほうを優先しています。その結果、この数字は公的職業紹介に出ている求人層の相場であり、そこに載らない求人(民間媒体の非公開求人や高年収帯の求人)は含まれていません。媒体差そのものも今回は評価できていません。
- この媒体では、時給制・日給制の求人も一覧・詳細の両方で月額に換算して表示されます。そのまま採ると高額の外れ値として混入するため、全件について詳細画面の「賃金形態等」が「月給」であることを確認してから採用しました。走査した正社員求人1,249件のうち月給制は979件で、日給が197件・時給が68件と、正社員だけで21.6%が日給・時給でした。地域差も大きく、中国・四国・九州では正社員447件中151件(34%)が日給・時給だった一方、甲信越・北陸・北関東では9%でした。この判定を省くと相場が壊れます。パート・アルバイト・派遣・契約社員・有期雇用も対象外です。
- 「どの欄の額を採るか」は実査を始める前に1文に固めて5ブロック全員に同じ文言で渡しました(提示額は賃金欄のa+b、固定残業代がある場合はa+b+c、基本給はa)。過去の実査でブロックごとに判定基準が割れ、地域差ではなく判定基準の差を測ってしまった事故があったための措置です。加えて、経験要件・資格要件の分類でも「求人票に欄がない場合」の扱いがブロック間で割れていたため、採用した132件すべてを求人票から取り直して集計側で同一の規則により分類し直しています。
- 採用した132件は全件を求人票から再取得し、金額(提示額・基本給の上下限)・就業場所の都道府県・雇用形態・賃金形態を機械照合しました。不一致は0件です。求人番号の重複・同一URLの二重採取も0件、「下限・上限・都道府県・業種区分」が一致する重複も0件でした。
- 主系列と副系列は同じ132件です。この媒体の求人票は賃金欄が「基本給a」「定額的に支払われる手当b」「固定残業代c」に分かれているため、提示額(a+b)と内訳の基本給(a)を全件で対応させられました。判別不能として除外した求人は0件です。副系列は独立した別の求人群ではなく、同じ求人の内訳です。
- 同一法人・同一事業所が同一給与で複数の求人を出しているケースは採取の時点で除外し、1事業所あたり最大2件までに制限しています。とくに、同一文言・同一賃金の求人を複数県に同時掲載している法人が5ブロック合計で10法人以上見つかりました(4県に同一賃金で出稿していた例、社名が異なるのに文言・賃金が完全一致していた3件の例を含む)。これを放置すると1社が複数ブロックに重複計上されて地域差が壊れるため、該当法人は全件除外しています。なお事業所名を「事業所の意向により公開していません」としている求人が132件中8件ありますが、受理した安定所・都道府県・賃金がすべて異なることを確認しており、同一事業所の重複ではありません。
- 並列で実査したため、検索条件が混ざって担当外の県の求人が返る事象に備え、全件について求人票の「就業場所」が担当ブロックの県と一致することを照合しています。この媒体では受理した職業安定所と就業場所の都道府県が一致しない求人が多く(求人番号の先頭コードでは県を判定できません。北海道の安定所が受理した栃木県の求人などが実在します)、就業場所での照合が必須です。集計時にも「ブロック×都道府県」の整合を機械チェックしており、不整合は0件です。
- 対象は自ら溶接作業に従事する職に限っています。溶接部の目視検査・非破壊検査専任、溶接管理技術者で自ら溶接しないもの、溶接機そのものの製造・整備・試運転、溶接材料の営業や配送、切削・旋盤・プレスのみの機械オペレーター、組立のみ、塗装のみ、板金のみ、施工管理・現場監督のみは除外しました。「溶接工」という職種名でも中身がこれらであるケースが5ブロック合計で80件以上あり、求人ごとに仕事内容を読んで判定しています。また樹脂・塩ビ・プラスチックの溶接(接着)は金属溶接ではないため除外しました。職種欄に溶接があっても仕事内容欄に溶接作業の記述がないものは、採用せず判定不能として扱っています。
- 業種区分は求人票の仕事内容から判定しています。区分ごとの数字は地域構成の差を含んでおり、首都圏を除くと5区分の差はほとんど残りません(表を参照)。「複数分野・区分不能」は4件と少なく参考値です。
- 資格要件を「必須」としている求人は132件中12件(9%)しかなく、各地域ブロックでは1〜6件です。層別の数字はいずれも参考値で、差の大きさは確定していません。実務上は「あれば尚可」でも実質的に有資格者を想定している求人がありえますが、求人票の文面からは区別できません。
- 月給下限のみを集計しています。賞与、資格手当の実績額、危険手当や出張手当の実支給額、残業代の実支給額は含んでいないため、年収や手取りの比較にはそのまま使えません。年間休日は64日〜129日(中央値115.5日)と幅が非常に大きく、同じ月給でも実際の時間あたりの条件は大きく変わります。
- 各地域ブロックは26件前後のため、ブロック別の信頼区間は広めです。首都圏と北海道・東北の差以外、中間3ブロック(関西・東海、甲信越・北陸・北関東、中国・四国・九州)どうしの順位は確定していません。
実査方法: 複数の求人検索サイトで公開されている溶接工の正社員求人132件(全国47都道府県すべて・重複排除後)の月給表記を、地域5ブロックに分けて実査(2026-08-06時点)。事前検証で全5ブロックから同数を採れる媒体が1つに限られたため媒体は公的職業紹介に固定し、給与表記を『手当込みの総額提示』と『基本給のみ提示』に分けて集計。採用した132件は全件を求人票から取り直して金額・就業場所・雇用形態・賃金形態を再検算している(不一致0件)。中央値の95%信頼区間はブートストラップ法(20,000回)で算出/数値は実査時点の集計であり、個別の求人・企業を示すものではありません。/公表値は中央値の信頼区間が支持する精度に合わせ、5,000円単位に丸めています。
給与の数字だけでなく「職場のリアル」も確かめてから応募したい方へ。リクプルは働く人のインタビューと募集要項をセットで掲載しています。
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